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私が一番最初に買ったガスランタン、ストーブはプリムスのモノで、実に10年間使ってきました。
ランタン、ストーブとも大変丈夫で、ランタンの光量は、夜に地図を見ながら
翌日のルートファインディングをするのに十分なものでしたし、ストーブも安定した火力を供給してくれました。
ところが、その10年目にして、突然すべての装備を入れ替えてしまいました。モノはSOTOブランドの一連のシリーズです。
理由はただひとつ、ガスカートリッジの問題です。昨今、アウトドアブームで、大概のところでカートリッジが手に入るので、実際の運用には問題はありません。では何が問題かというと、カートリッジをいくつもって行くか?ということです。
キャンプ時に、ランタンとストーブを同時に使うことがほとんどですので、2個のカートリッジを持って行くのですが、3日めぐらいになると残料が怪しくなります。そこで、現地でもう一個カートリッジを買うのですが、そうすると一時的に3個持つ事になります。
で、3個持ち歩くことはいいのですが、大概そのまま帰宅する事になるので、だんだん中途半端に残料があるカートリッジが、ツーリングの度に増えて行く事になります。このことは、経済的なことはともかく、あまり気持ちの良いものではありません。
そこで、目についたのがこのSOTOシリーズのランタンです。燃料は、卓上コンロ用カートリッジ、あるいは完全互換の専用燃料を、本体内のタンクに充填して
使用するものです。あと、これに同じ燃料を使うストーブを追加すれば、同時に使うカートリッジは一本ですむ訳です。
実はこういう考えは以前からあったのですが、どうもこの卓上コンロ用カートリッジを使用するストーブにはコンパクトなものがなく、手をだしかねていました。ところが最近、同シリーズに、大変コンパクトなストーブが登場し、実行に移す事になった訳です。
今回、それと同時に、ライターも変えました。といっても、私は たばこをすわないので、完全にキャンプ用品としてしか使用しません。今までは、このSOTOシリーズをだしている会社から出ている、100円ライターを使用する「ポケトーチ」というものを使用しておりました。もともと、8年ぐらい前に、仕事用にホームセンターの工具売り場にて見つけたものなのですが、けっこう火力が強く、ガソリンストーブのプレヒートをそれでやってしまうこともありました。
この商品、なかなか使い勝手が良く、気に入っていたのですが、問題が一つ。やはり燃料の問題です。100円ライターじたいは、日本国ないであればおよそ大概のところで手に入るのですが、このポケトーチに対応する形状のモノは、実はかなり限定されています。最近でこそ、ホームセンターの工具売り場に、「ポケトーチ」専用として、三個パックで売っているのを見るようになりましたが、それでは何となく専用燃料を使っているようで、メリットがぼけるような気がします。
この SOTOシリーズに、同じ機構を使用しているトーチ風ライターがあるのですが、それは前出のランタンと同じく、本体内のタンクにガスを充填して使うもの(つまりは普通
のライターと同じ)で、やはり同じカートリッジを使用することができるのです。これを使用することによって、ガス関係の燃料は一種類、一個ですむ事になります。
2000年夏の4泊5日のツーリングでは、専用カートリッジ(形状は同じだがガスの成分が若干違い、効率が良いらしい)一本で十分持ちました(ガソリンストーブも併用しました)。これによって、ツーリング中にカートリッジがふえてパッキングに困るということがなくなりました。
問題点を何点か。ランタンが暗い。ちょっとこの明かりで地図を見るのは辛い感じで、夜は早めに寝ちゃいます。また、このカートリッジはそれこそ田舎の金物屋や、コンビニでも購入できますが、だいたい6本セットの事が多く、いざとゆうときに、購入には悩みそうだということです。
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