日は差していない曇天だったのでさほど暑くはなかったのだが、それでも道中の坂道はしんどい。
 しかし、周囲の涼し気な光景は体温を下げるかのようだ 。
 さて、中尊寺といってもピンと来ない人もいるかも知れない。中尊寺の「金色堂」といえばわかるだろうか。
 奥州藤原氏の氏寺で、文字どおり金色に輝く小堂には藤原氏三代のミイラが安置されている。

 以前は覆堂(おおいどう)といわれる木造の建て屋が金色堂を被っていたのだが、現在は鉄筋コンクリートの覆堂が金色堂を保護している。
 旧の覆堂は解体修理の上、別の場所に再建されて今にいたっている。

 さて、肝心の金色堂は、当然撮影禁止。で、見た印象はというと、意外と「美しい」という感じ。案外実物見たらがっかり、ていう落ちかなと思っていたのだけど、なかなか壮観なもの。

 特に堂内の様子はまさに極楽浄土の様子。この極楽浄土の光景の下に眠る藤原三代は、さぞ来世を楽しみにあの世へいけたことだろうと思う 。
 東北といえばやはり奥の細道、松尾芭蕉だ。
 秋の紅葉の季節はさぞ壮観だろう。しかし、新緑の瑞々しさもまた目に優しい。
 中尊寺を後にして、再び宮城県は鳴子まで戻ってくる。このころになって、かなり本降りの雨になってしまった。
 しかし今夜は宿。ゆっくり施設内にある温泉を楽しむ。

 朝、天気は微妙。しかし天気予報によると午後から回復とのこと。それを期待して出発をギリギリまで遅らせる。

 しかし、結局雨は小雨にはなるものの止むことは無く、08:00過ぎに山形へ出発する 。
 しかし、山形に入ってしばらくすると雨も完全にあがり、路面 もドライ。

 そういえば去年も鳴子から山形へ抜けたとたんに天気回復したっけな 。
 天気が回復して気分がよくなったころに、「亀岡の文殊さん」の看板が目に入る。日本三大文殊さんのひとつらしい。
 後の二つ、天橋立の文殊さんと奈良の安倍の文殊さんは何度か訪れているのだけど、ここはそうそう来れるところでは無い。
 早速、立ち寄ってみる 。

 雨はいやなのに、こういう水の流れは大好き。

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Wanderer with motorcycle
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