だが、なぜか温泉卵がつくれないという。
 知っている方にとっては有名な話だけど、ここはダムに沈む村。
 あるホテルの外壁にはこんな絵が。

温泉卵の湯壷の源泉に異常が起きたのも、なにかこういう不穏な空気が影響しているのかもしれない。
 そうこうしているうちに、聖天様湯開門の07:00に。当番なのだろうか、若い女の子があくびをしながらカギをあけてくれた。

 

 一番風呂!熱いけど気持ち良い!ほぼ同時に来た二人の若い人としばし温泉談義。

 ほぼ同時に三人湯舟から出て服を着たぐらいに、どやどやと数人の客が来た。
 その中で一番年輩(70歳ぐらいか?)の男性が、いきなり湯舟に入る。その時、地元の方と思われる中年男性がストップをかける。

「掛け湯しなきゃだめじゃないか」

とのこと。

 しばらくその中年男性の説教が続く。私はもっともだもっともだ、もっと言ってやれと聞くでも無しに聞いていると、さらにその中年男性はこう続けた。

「ちょっと前にバイク雑誌に載ったので、バイクのやつらが一杯やってきてめちゃくちゃな入り方していくんだ!」

 おいおい、なんでそんな方向に話が行くの?もしかして私に対するあてつけ?私はちゃんと掛け湯して入ってるよ?

 まあその中年男性には他意は無かったのだろうけど、なんとなく釈然としない湯上がりになってしまった。

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Wanderer with motorcycle
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