バイクに戻ると先ほどのRT氏が出発準備中。御夫婦だったようだ。
 ダートをこともなげに走っていかれた 。

 先ほどの恐い舗装路を無事走り抜け。国道に戻り、喜多方へ向かう。
 朝の曇天模様はどこへやら、青空も見えているこのころになると、走っていてもじっとりと汗が出てくる 。
 喜多方市内に入ると、まずは向かうは去年も行った「坂内食堂」。
 しかし、もうすっかり場所を忘れていたので一旦JR喜多方駅へ行き、そこでパンフレットをもらう。
 ひさしぶりの坂内食堂。以前来た時と違い、すぐに店に入れた。。
 店内は相変わらず活況である。
 三重県ならこの坂内さんのフランチャイズがあるのでいつでも食べることはできるのだが、やはり本場は違う、と思いたい。
 ちなみに、ライスについてくる漬け物はきゅうりで、これはフランチャイズとは違う点 。
 お腹もいっぱいになったので、今日の宿を物色する。

 もともと予定として会津若松の南にある湯野上温泉近辺を考えていたので、そこまで向かう。
 どこか公園かなにか無いか物色したが適当なものが見つからない。...と、町のはずれに小学校の体育館が。

今日日物騒なことが多いので、迂闊なことをすると警察沙汰になりかねないので慎重に考えたのだが、ここは道路に面 したところにちょっと庇のある体育館があったので、その庇の下に間借することにした。

 今回の新兵器、キャンプ用のコット。じいこさんのサイトで知ったアイテム。
 組み立て式で、収納サイズは非常にコンパクト。少なくとも私のパッキングにはぴったり。ただし重量 がかなりある(4kg)のと、組み立てが若干面倒(単純ではある)。

しかしながら、その寝心地は意外な程まとも。下が堅い、あるいはでこぼこな床でも全く意に介せず眠ることができる。

さて、ここで私は一晩過ごすわけであるが、ここでちょっと吃驚する出来事が。
 22:00頃だろうか、校庭の奥の方から道路の方、つまり私が寝ている側に向かって子供のような声が聞こえて、サンダルで走るようなぺたぺたという足音を聞いた。その音自体はあきらかに現実味のある音だったので、「ああ、近所の子供かな」ぐらいにしか思わず気にしなかった。

 が、そのちょっと後に、今度は二人の子供、そう、女の子とも声変わり前の男の子ともつかない感じの声での会話が近付いてきた。
 その時もああ、またか、ぐらいにしか思わなかったのだが....

 突然一人の影がこちらに近付いてくるのが見え、やおらテントのフレームを掴むと、なんと持ち上げようとするのだ!
 びっくりした私はテントの中から
「な、なにかご用ですか?」
と間抜けな質問。

すると向こうも、どうもこの中に人がいるとは思わなかったのか、明らかに動揺した声で
「いえ!何でもありません!」
との返答。

それを受けた私は再びテントの中から
「あ、そうですか、どうもすみません」
等となぜか謝罪してしまう。

 結局、その後は何ごとも無く朝まで眠ることが出来たのだが、いったいあれはなんだったんだろう?
 テントっていうものを知らない子供だったんだろうか?

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Wanderer with motorcycle
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